東近江市八景
[2010年4月10日]
ID:617
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臨済宗永源寺派の総本山で、鎌倉時代に寂室元光(じゃくしつげんこう)和尚が伽藍(がらん)を建立したのが始まりといわれています。
県の重要文化財に指定されている山門をはじめ、渓谷の両岸や参道一帯にはモミジ・カエデ類が多く、県内でも紅葉の名所のひとつにあげられ、秋には多くの観光客で賑わいます。
愛知川の流れを朱に染める秋の風景の美しさは格別です。
滋賀県の面積の約6分の1を占めるびわ湖は、数多くの固有種がみられるように、その誕生以来、さまざまな生物をはぐくんできた日本最大の湖です。
東近江市の北端に位置する栗見出在家町からは、四季の移り変わりによる美しいびわ湖を見ることができます。
特に、湖面が朝日や夕日に照らされて輝く景色は風情があります。
聖徳太子により創建され、百済国の寺院を模したことから「くだらじ」とも呼ばれていました。
湖東三山(百済寺・金剛輪寺・西明寺)の中で最古であり、国指定重要文化財の本堂や聖徳太子の自作とされる本尊十一面観音立像など古刹の風格が漂います。
谷川の水が石の間を流れる池泉回遊式庭園、桜や紅葉も有名で多くの人が参拝に訪れます。
湖東地区に広がる湖東平野は、鈴鹿の山々から流れ出る愛知川と宇曽川に囲まれ、豊かな自然と田園が美しい風景を織り成します。
地区東部の山や丘陵地からは、広大な景色が一望できます。特に、晴れた日には、輝くびわ湖の水面や、燃えるような美しい夕焼けを眺望することができ、自然の雄大さを楽しむことができます。
巨岩が露出した標高350mの赤神山の中腹にある通称『太郎坊宮』は、『太郎坊さん』の名で市民に親しまれています。
約1400年前の開基と伝えられ、勝運授福の神としてあがめられています。
また、厄除け・開運・商売繁盛にもご利益があるとされ、初詣をはじめ、お火焚大祭など年間を通じて多くの参拝者が訪れます。
平成10年に全国で50番目の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。
まちの中央を流れる水路には、地元住民が大切に育てる錦鯉が優雅に泳ぎ、白壁や土蔵、舟板塀が続くまちなみは、訪れる人の心を和ませます。
近江商人の本宅が並び、風情ある町並みには、年間を通じて多くの観光客が訪れます。
阿育王山(あしょかおうざん)という山号で、開基は聖徳太子によると伝えられている天台宗の寺院です。
境内には無数の石仏や五輪塔の中にひときわ目立つ三重石塔がそびえ立ち、周囲を何万という数の五輪塔や石仏の群が埋めつくしています。
奈良時代前期の作とされる三重石塔は、日本最古・最大のもので、国の重要文化財に指定されています。また、三重石塔は古代朝鮮の建築法によるものとされ、大陸的な異国情緒が漂っています。
永源寺地域に連なる鈴鹿山脈の主峰・御池岳は市内の最高峰で、標高は1,247m。県内でも米原市の伊吹山、長浜市の金糞岳に次ぎ三番目の高さです。
頂上付近にあるオオイタヤメイゲツ林をはじめ、フクジュソウやイヌワシなど希少な動植物が生息しており、豊かな自然は、四季を通じて美しく彩られます。