天然記念物ハナノキの開花が始まりました
[2011年4月1日]
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北花沢町と南花沢町に自生する天然記念物のハナノキの開花が始まりました。3月31日現在で、北花沢のハナノキは3分咲き程度、南花沢のハナノキは5分咲き程度となっています。いずれも今週末から来週いっぱいにかけて見頃を迎えます。平年は3月下旬に見頃を迎えますが、今年度は3月中旬の冷え込みの影響で若干遅い開花となりました。(3月31日撮影)
ハナノキはハナカエデとも呼ばれるカエデ科の樹木で、岐阜・長野・愛知の各県には群生が確認されていますが、滋賀県の北花沢・南花沢のハナノキは、自生するものとしては最西端で巨木としても知られており、ともに大正10年3月3日に国の天然記念物の指定を受けました。
南花沢のハナノキは、平成20年度より樹勢回復事業を実施しておりましたが、昨年8月に腐朽した主幹部分が倒壊しました。しかし、奇跡的に残った西側の枝には現在多くの花をつけています。