東近江市の日本遺産
[2018年6月11日]
ID:6292
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「日本遺産(Japan Heritage)」は、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものです。
ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形・無形の文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内外に戦略的に発信することにより、地域の活性化を図ることを目的としています。
詳しくは、「日本遺産ポータルサイト」(別ウインドウで開く)をご覧ください。
母なる琵琶湖を有する滋賀県では、人々が琵琶湖の水や山からの湧き水を生活の中に巧みに取り入れ、水を汚さないように工夫しながら生活を営んできました。また、水を神として敬い、信仰の対象としてきました。さらに、湖辺の集落では、湖魚を用いた独自の食生活や伝統的な漁法が育まれ、独自の景観を生み出してきました。
滋賀県では、このような水と人との関わりが今も息づき、大切に受け継がれています。
詳しくは「滋賀の日本遺産ホームページ(別ウインドウで開く)」をご覧ください。
近江商人の本宅群とこれを取り囲む農村集落の景観は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
愛知川の伏流水を水源とする湧水から集落内を巡る水路に澄んだ水が流れ、暮らしの中で利用されてきました。集落を巡った水は周辺の水田を潤し、湖東地域特有の農村風景を生み出してきました。川の中に祀られたお地蔵さまにはいつも花が手向けられ、人々の水に対する思いがあらわれています。
塀越しに庭木があふれ、静寂な趣のある通り。
建物と一体化したカワトです。(旧外村宇兵衛邸)
船板塀が特徴的な蔵が目を惹きます。
勝徳寺前の水路にある川中地蔵です。
伊庭では、集落の中心を流れる伊庭川とそこから張り巡らされた水路に、清らかな水が隅々までいきわたります。水路にはカワトが設けられ、畑で採れた野菜を洗う姿や子どもたちが遊ぶ姿を見ることが出来ます。
春に行われる伊庭祭りでは、山の神を神輿に遷し、断崖の急斜面を引きずりおろしたのち、集落を巡り内湖に迎えます。暮らしと祈りの両面で、人々の生活が水とともにあることが実感できます。
正厳寺と田舟のある集落内の風景です。
清らかな湧き水が流れる水路で子どもたちが水遊びをする風景。
坂下しは、急峻な坂から神輿を下す儀式です。
大濱神社と仁王堂(手前)は祭礼の舞台です。
見学:車でお越しの人は、謹節館と正厳寺の駐車場を利用してください。団体バスは事前予約の上、利用してください。
JR能登川駅東口でレンタサイクルがあります。(青木自転車商会、田中自転車、500円/日)
生活の場であるため、むやみに立入りはご遠慮ください。
地元ガイドツアー(事前申込みが必要です):約2時間
伊庭城址‐妙楽寺‐岡八商店‐船庄の船着場跡‐金毘羅神社と港跡‐卯の時祭の乗降場‐正厳寺‐妙金剛寺‐大濱神社と仁王堂をめぐるコース
予約の連絡先:伊庭町自治会 〒521-1235東近江市伊庭町2016 電話0748-42-0362
永源寺は、臨済宗永源寺派の大本山で、当地の深山幽谷の様が禅の道場に最適であるとして、鎌倉時代に建立されました。門前の洗耳水で俗世の垢を洗い清め、清流のせせらぎを聞きながら修行に励んでおられます。
また、奥永源寺の山村景観は、鈴鹿山脈の懐深く、琵琶湖の最初の一滴が生まれる愛知川の源流域にあります。ここでの暮らしぶりの中から政所茶や木地物生産などの伝統が育まれてきました。
錦秋の永源寺山門の様子です。
霧立ち込める山中の集落の風景です。
政所八幡神社の能衣装(重要文化財)虫干しの様子です。