【10月20日(土)】「雪野山古墳」を訪ねるバスツアーが開催されました
[2018年10月25日]
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10月20日(土)、雪野山山頂に位置する「史跡雪野山古墳」と、観峰館秋季特別企画展「雪野山古墳の全貌」を巡るバスツアーが開催され、曇天のなか、岡山県や東京都など市内外から32人が参加しました。
平成元年に発見され、全国でも数少ない未盗掘の古墳として一躍有名になった雪野山古墳。古墳時代前期(4世紀初頭)の前方後円墳で、古墳は史跡に、三角縁神獣鏡などの出土品218点は重要文化財に指定されています。
参加者らは、観峰館で大阪大学 埋蔵文化財調査室 助教の上田直弥さんの講義を受け、初めて全点公開展示されている特別な展覧会を観覧したあと、標高308メートルの雪野山に登り、古墳を見学しました。
現地を訪れた参加者は、上田さんの話に耳を傾け、発見当時の興奮や古代ロマンを堪能していました。
上田さんは、「雪野山古墳は、未盗掘の古墳で副葬品が豊富に見つかっている。通常は腐ってしまう靫(ゆき 弓矢を入れる矢筒)などがたくさん残っている貴重な古墳です。」と説明しました。
大阪府堺市からの参加者は、「展覧会を見て、現地を訪れて、専門家のわかりやすい話も聞けて、至れり尽くせり。バスツアーは、一人では回れないところに行けて、大変楽しめました。」と喜んでいました。