五個荘金堂重要伝統的建造物群保存地区選定20年記念事業を開催しました
[2019年1月17日]
ID:9930
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
東近江市五個荘金堂地区は近江商人発祥の地として知られ、江戸時代末から戦前にかけての近江商人の本宅や農家住宅など、湖東地域に特徴的な伝統的な町並みが広がっています。
平成30年は、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されてから20年目を迎えることを記念して、展示やシンポジウムなどの記念事業を開催しました。多くの人に参加していただき、五個荘金堂地区の町並みの魅力を皆さんに知っていただくきっかけとなりました。
事業期間:平成30年9月15日(土)から12月9日(日)まで
本事業は、独立行政法人日本芸術文化振興会(別ウインドウで開く)「芸術文化振興基金」の助成事業です。
旧外村宇兵衛邸東面からきぬがさ山を望む。
大城神社南面から祭・馬場通の見通し
重伝建選定20年のあゆみに始まって、 五個荘金堂の建造物の特徴や建築技術について解説しました。また、 町並み保存に携わる人びとの取り組みや地域の人の暮らしぶりを紹介しました。
日時:平成30年9月15日(土)から12月9日(日) まで
会場:近江商人博物館・中路融人記念館 3階特別展示室(東近江市五個荘竜田町583)
近江商人博物館・中路融人記念館ホームページ(別ウインドウで開く)
オープニングの金堂まちなみ保存会理事長山脇勝さんの挨拶
テープカットの様子
展示会場の様子
古地図から地区の成り立ちを紐解いています。
木板に描かれた設計図
地区内のおすすめスポットが紹介されています。
伝統的なまちなみを支える技術、とくに「壁塗り」を、子どもたちが体験する事業を実施しました。職人の見事なコテさばきを見学し、実際に体験することで、伝統的な建物や職人さんの確かな技術に関心が高まったようでした。
日時:平成30年10月4日(木)
参加者:五個荘小学校6年生2クラス
内容:壁の下地となる竹木舞の竹を割る作業、竹を縄でくくりつける編み込み作業、壁塗り(中塗り)体験
防災倉庫およびその周辺にて行いました。
実際の壁に塗る体験の様子
専門家による文化財解説のもと、 晴天に恵まれた五個荘金堂地区を散策しました。参加者には地区内の商人屋敷に無料で入館できる1日パスポートを進呈し、五個荘金堂伝統的建造物保存地区を満喫していただきました。「ずっと来たいと思っていたのよ!」との嬉しい声もいただきました。
日時:平成30年10月21日(日)10時00分から12時00分まで
場所:近江商人博物館・中路融人記念館-大城神社-陣屋稲荷-中江準五郎邸-安福寺-弘誓寺-金堂まちなみ保存交流館
参加者数:58人
パワースポット「大城神社」
着物で参加された人もおられました。
鯉の放流を体験しました。
重要文化財弘誓寺の見学の様子です。
五個荘金堂伝統的建造物群保存地区町並みマップ
歴史的な町並みを生かし、未来へと伝えるため、古より伝わる商人の知恵と工夫から、町並みの保護と活用の方策を考えるシンポジウムを開催しました。
日時:平成30年11月25日(日)13時00分から16時00分まで
オープニングセレモニー:雅楽と舞姫「浦安の舞」の競演
基調講演:「近江商人と三方よしの精神」
同志社大学名誉教授末永國紀氏
パネルディスカッション:「これからの伝建地区を考える」
コーディネーター 末永國紀氏
パネラー
ツカキ・グループ代表取締役社長 塚本喜左衛門氏
伊藤忠人事総務サービス株式会社グローバル人材開発部アドバイザー片桐二郎氏
NPO法人金堂まちなみ保存会顧問 西村實氏
東近江市長 小椋正清
会場:てんびんの里文化学習センターホール(五個荘竜田町583)
参加者数:180人
「てんちゃん」と「てんびん坊や」が歓迎しました。
シンポジウムの様子です。
重要伝統的建造物群保存地区選定20年記念事業チラシ