里山保育~子どもたちの心に残る原体験を~
[2023年4月1日]
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里山活用推進室では、市内の幼稚園や認定こども園などに出向いて、主に5歳児クラスの子どもたちと園の近くの里山などに出かけ、子どもたちが「里山って楽しいな」と感じてくれることを重視した「里山保育」を実施しています。
少子化などにより、子ども同士が地域の自然の中で過ごす機会が少なくなっている中で、里山保育を通じて、友だちと一緒に自然の中でさまざまな体験を積み重ねることは、幼少期の子どもたちの心に原体験として刻まれるものだと思います。
里山保育によって、身近な自然の楽しさを知ることで地域への愛着心が育まれ、里山保育を体験した子どもたちがいずれ大人になったとき、「子どもの頃に近くの里山でいっぱい遊んだな。家族ができたら、こんなまちで子どもを育てたいな」と、地域やその自然を大切に思う価値観が次代に引き継がれていくことを願っています。
平成27年度から開始した里山保育は、園や周辺の自然の状況を勘案し、少しずつ実施園を増やしているところです。
里山保育で探検をする場所では、令和3年度から植物を中心とした自然環境調査も実施しています。
この調査では、生育している植物種を把握する一般的な調査に加え、里山保育を実施する上で活用できる草花や樹木には何があるかという視点でも調査を行っています。
これらの結果を里山保育で活用することで、身近な自然が有する価値が、多くの人に認識されることを期待しています。
※現在は、一部の園の活動場所でのみ実施しています。