東近江市近江匠人 認証物産と事業者 株式会社布引焼窯元
[2023年3月30日]
ID:15674
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創業した父からバトンを受け継ぎ、布引焼を東近江市の魅力の1つとして後世へ伝えていくという思いで物産を作られています。
認証物産|ごはん茶碗 桜、ふくろうの置物、陶額 太陽からの風
代表者 |小嶋 一浩
所在地 |外町466
連絡先 |0748-23-1688
https://www.nunobikiyaki.jp/(別ウインドウで開く)
認証物産|ごはん茶碗 桜
日本の心「桜」を布引焼独自の技法七彩天目を使って作られています。
認証物産|ふくろうの置物
工房の前の森にすんでいるふくろうをモチーフに作られています。
認証物産|陶額 太陽からの風
壮大な宇宙に躍動するオーロラの神秘を、太陽から吹く風という言葉で表現しており、出会いの感動を伝えています。
父が信楽から移住し工房を構え、目の前の森に棲むフクロウをモチーフに布引焼を創り始めた子ども時代、工房が遊び場でした。自分が後を継ぐということは漠然と心の中にあり、自然と芸術大学へ進学しました。卒業後、修業時代には父の偉大さを改めて感じ「自分は凡人だ」と葛藤することもありました。そんな時、ドイツの哲学者ヘーゲルが「法の哲学」の序文で述べた「ミネルヴァのふくろうは黄昏時に飛ぶ」という言葉にある「知性と芸術の女神ミネルヴァ」が連れている使いの「ふくろう」を表現し、「これが自分らしさではないか」と実感し、作陶の幅が広がりました。
昔、布引山の麓は陶芸の村であったと言います。現在は窯跡しか残っていませんが、父は縁がありこちらへ移住し布引焼を立ち上げました。バトンを受け、自分の役割はそれを広げていくことなのではないかと感じています。今後も布引焼を続け、東近江市の魅力の一つとして後世へ残していきたいと日々邁進しています。