東近江市は、鈴鹿の山々から琵琶湖まで広がる市域にさまざまな時代や種類の文化財が存在しています。多種多様な文化財を把握し、市民にその価値を理解・活用してもらえるよう、本市では平成29年に
東近江市歴史文化基本構想を策定しました。
そしてこの度、東近江市歴史文化基本構想のアクションプランとして策定したものが、「東近江市文化財保存活用地域計画」です。
この計画は本市における文化財の保存活用に係る取組を計画的に実施し、地域総がかりで次世代へ継承することを目的としたもので、今後はこの計画に基づき、市の将来像である「うるおいとにぎわいのまち東近江市」の実現に取り組んでいきます。
策定の経緯
令和2年(2020)から始まったコロナ禍の影響によって、祭礼行事や民俗行事の多くは中止を余儀なくされ、これまで続けられてきた地域における人々との交流や結束が希薄になってしまいました。
こうした背景を踏まえ、本市ではコロナで閉塞した地域社会の再生を目指すとともに、市民が文化財の価値を今一度見直し、自分たちの財産として守り、活用することで地域に愛着を持ち、これからも住みたいと思うまちづくりを目指し、文化財保存活用地域計画を策定することとしました。
計画期間
令和6~12年度まで(7年間)とします。
計画における主な取組
本市における文化財の保存と活用の課題から、方針と取組を設定しました。主な例は以下のとおりです。
[1]文化財指定候補リストおよび調査計画の策定
[2]文化財保存活用計画の策定
[3]特別史跡安土城跡の公開活用の推進
[4]ボランティアガイド育成
[5]文化情報発信の充実
詳しくは以下のファイルから文化財保存活用地域計画の本文をご確認ください。