コロナに負けるな!  世界的に広がりをみせる新型コロナウイルス感染症。日本では外出自粛や休業要請への協力のおかげで、日常を取り戻しつつあります。  しかし、今もイベントの自粛が続き、飲食店などでは客足は戻っておらず、地域活動や経済活動に深刻な影響をもたらしています。  そこで今回は、コロナ禍の影響を受けながらも感染防止対策を取りながら頑張っている皆さんにお話を伺いました。 生活協同組合コープしが  吉村 美奈 さん・小柴 未和子 さん・福山 結美 さん・川口 知恵 さん 「見守りおむつ宅配便」の私たち宅配員は、市内の満1歳未満の乳児を持つ子育て世帯へ毎月1回おむつなどを直接訪問し届けています。子育てなどの相談があったときには、子育て経験者の私たちがアドバイスを行い、支援サービス窓口への橋渡し役となりながら産後の育児不安解消に取り組んでいます。  コロナ禍で訪問もインターフォン越しで短時間の対話となり、顔が見えないので、「ストレス大丈夫ですか?」と気軽に声をかけ、ステイホームの利用者のイライラ解消に努めています。当市独自の素晴らしい施策ですのでこれからも継続していただき安心して子育てができるようにお願いします。 e N  村山 伸幸 さん  3月に入り予約がすべてキャンセルになるという突如訪れた経営存続の危機。まず考えたのはお客様の安全と自店を守るこでした。かねてより計画していたことが功を奏し、いち早くデリバリーとテイクアウトに専念する決意ができました。その間、様々な団体や市民の皆さまに応援していただいたことは生涯忘れることのない大切な経験となりました。  緊急事態宣言解除後は、1日1組のみ予約制(時短)で営業を再開させていただいております。厳しい状況は続いていますが、いただいた励ましを胸に、皆さんと一緒にこのまちで頑張っていきたいと思っています。 まちづくりネット東近江  私たちは市民活動の資金調達を応援する「にじまちサポーターズ」を運営しています。昨今のコロナ禍による自粛要請で市内各種団体の活動がほとんど中止に追い込まれ、これまで募金箱の設置などで協力いただいてきた市内事業者の方たちも苦しい経営を強いられることとなりました。そんな状況下で、これまでお世話になってきた方々に対し少しでも手助けできないかと思い、市民の寄付により市内の店舗・事業所を支える仕組み「未来(あす)を創るプロジェクト」を始めました。現在参加店舗124件、寄付額289万円です。市内店舗の灯を消さないよう、明るい未来になるようご支援ご協力お願いします。 市原こどもの家 大塚 温子 さん  小学校が臨時休校となり、刻々と変わる状況の中でスタッフの確保、シフトの組み替え、換気や除菌などの作業に加え、行政への報告書作成で振り回され、「現場はたいへんなのに」と、つい愚痴がでてしまう状況でした。  学童は、子どもたちを「お帰りなさい」と温かく迎えるところで、これまでスキンシップを大切にしてきましたが、それができずに心が痛みました。コロナ対策で制限もありますが、子どもたちが居心地良くホッとできるように工夫し、子どもたちとの心の距離だけはとらないよう心がけていきたいです。 東近江市社会福祉協議会 光井 哲也 さん・柴田 遥 さん  コロナ禍で地域での諸活動が自粛や中止となり、高齢者サロンなど高齢者の見守り活動などの相談が増えています。  さらに減収や失業による生活相談が毎日多くあり、特例貸付の申請件数は4月から増え続け、7月15日までで755件となっています。短期間で実行できるよう職員全員で対応しています。また、200人を超えるボランティアの協力で、マスク3000枚を作り、メッセージカードも添えて、一人暮らしの高齢者に配布できました。  困ったことがあれば、ためらわずご相談ください。相談窓口:0748ー24ー2940