2人3脚で昔ながらのこんにゃく作り 端 修吾さん、端 信子さん
[2017年5月26日]
ID:7698
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端 修吾さん、端 信子さん
ご夫婦で作る永源寺こんにゃくが大好評
修吾さんこだわりのこんにゃく芋畑で撮影。
永源寺地区の家庭の味として受け継がれてきた「永源寺こんにゃく」。きめが粗く、味が染みやすいのが特徴です。「うちは、ガスや灯油でなく薪を使って火をおこし、こんにゃく芋をゆがきます。それがおいしさの秘訣かな。」とご夫婦が話すように、リピーターが絶えません。
端修吾さんがこんにゃく芋の栽培を始めたのは40歳の時でした。こんにゃく芋は風に弱く、病気にもかかりやすいデリケートな作物で、「手を抜くとすぐに病気にかかり、畑が全滅したこともありました。20年ほどかかって、ようやく理想のこんにゃく芋が安定的に収穫できるようになりました。」と修吾さんは話します。
修吾さんの立派なこんにゃく芋を使って永源寺こんにゃくを作るのは妻の信子さん。昔ながらの製法を守り継ぎ、白こんにゃくや赤こんにゃく、永源寺特産の政所茶が入ったこんにゃくも作るなど、まさにこんにゃく加工のエキスパートです。
魅力的な「恵み」として光を放つ
夫婦2人が手を携えて作るこんにゃくには熱烈なファンが多く、「ここのこんにゃくじゃないとダメ。」と遠方から買い求める人がたくさんいます。「とても忙しい日々ですが、そうした声がとても嬉しいですし、次へのエネルギーになります。」と信子さんは話します。
お2人は新たにしょうがの栽培も始められ、しょうがジャムなどを開発。修吾さんは「しょうがは獣害に強い。地域に根付く特産品にならないか。」と新しい試みに挑戦しています。
自然の豊かさだけでなく、手間隙かけた愛情と地域への思いが、多くの人をひきつける「恵み」として光を放ちます。