木地師のふるさと君ヶ畑町で活躍する木地師 小椋昭二さん
[2017年8月1日]
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木地師 ろくろ工房君杢 小椋 昭二(おぐら しょうじ)さん(君ヶ畑町)
木地師のふるさと君ヶ畑町で活躍する木地師
轆轤(ろくろ)と呼ばれる工具で、とち・ぶな・けやきなどから盆や椀などの木地をつくる職人を木地師と言います。木地師は良材を求め全国を移住しながら活動していましたが、そのふるさとの地が本市の蛭谷町、君ヶ畑町で、1000年以上の歴史を誇ります。
小椋さんは君ヶ畑町で生まれ、22年前に木地師となり活動をしています。家で製材所を営まれていたので、暮らしの一部に森林がある生活を送っていました。
「木地師の発祥の地なので、はじめた時は相当プレッシャーがありましたが、今ではこの地で活動できることに感謝しています。」と話す小椋さん。
小椋さんの作品は、漆などを塗らずに磨いて仕上げられたものです。「木にはそれぞれ個性があり、それらを十分に生かせるように心がけて削っています。木の良さを出し、手にとってくれた人に手触りや香りで森を感じて欲しいです。」小椋さんの作品を手に取ると確かに木の良い香りがします。
木の素材を生かした小椋さんの作品
「大量生産大量消費の時代ですが、ずっと使い続けられるものを作り、木のよさを感じてもらいたいです。」と話す小椋さん。
これからも木に寄り添って活動されます。