ものづくりを通じて人のつながりを深めたい ことうヘムスロイド村で活動する皆さん(平柳町)
[2019年11月14日]
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湖東地区にある豊かな自然に囲まれた「ことうヘムスロイド村」。ここは、全国的にも珍しい、ものづくりの作家が集まる場所です。東近江市誕生前の旧湖東町が姉妹都市提携を結んでいたスウェーデンのレトビック市は手工業が盛んであり、この「手工芸」の意味をスウェーデン語で「ヘムスロイド」ということが村名の由来になっています。
ここには、北欧風の建築で朱色の屋根がかわいらしい工房4棟と、ルンド(人が集まる場所という意味)と呼ばれるセンターハウスで構成されています。
ヘムスロイド村では現在、ガラス、木工、鍛鉄、陶芸、日本画の5組が作品作りに打ち込んでいます。また、ルンドでは、カフェなどを運営しています。
鍛鉄作家の石倉創さん、康夫さん兄弟は、設立当時からここで創作活動をされており、今年で28年目を迎えます。石倉康夫さんは、「多様な業種の作家がいて珍しい所だと思います。ヘムスロイド村に来てもらえれば、いろんな風景を味わってもらえます」とヘムスロイド村の魅力を話します。
ガラス作家の東ユキヤスさんは、2番目に古いメンバーです。東さんはこの村の魅力は、「いろんなジャンルの作家がいるのが魅力です。自分でできない部分は、ほかの作家に相談し、融合作品ができるので創作の幅が広がります」と話します。
ヘムスロイド村では、石倉さん兄弟、東さんのほかには、木工の田中智章さん、陶芸の竹口要さん、日本画の西川礼華さんが創作活動に専念しています。