能登川図書館
[2024年9月21日]
ID:9524
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
能登川図書館はゆったりとした空間とたくさんの本や資料を用意しています。
日当たりのいいソファーや広い児童コーナーなどで、一人でも家族連れでも、のんびりと過ごすことができます。
また、健康医療情報コーナー「バオバブ」には医療問題や病気の本はもちろん、出産育児から介護や福祉にいたるまで、暮らしを支え「よりよく生きてよりよく老いる」ための資料をそろえています。
人と本・人と人との出会いの場として、皆さんの暮らしの支えや心のよりどころとなれるような図書館を目指しています。
本の案内図
平成20年11月、東近江地域で「地域から医療福祉を考える東近江懇話会」が発足しました。この懇話会は「生まれてから亡くなるまで、誰もが生き生きと東近江地域で生活できること」を目指し、安心・安全に医療、福祉、介護を受けられる地域づくりをするために、地域住民、医療、福祉、行政、図書館などが手をとりあって活動をはじめたものです。市民、医療、介護、行政、それぞれの立場から、地域ぐるみで医療福祉の仕組みや体制を育て、充実させていくための議論や検討をかさねています。その一環として、能登川図書館では約6,000冊の健康や医療に関するコーナー「バオバブ」を開設しました。
バオバブ(Baobab)はアフリカ、マダガスカル、オーストラリアなどの亜熱帯から熱帯に分布し、長い乾季を伴う乾燥地帯に育つ樹木で、高さは約20メートル、直径は約10メートルにも及ぶ巨木です。年輪がない(ある程度育つと中心が空洞化する)ため、正確な樹齢を知ることは難しいのですが、5,000年から6,000年生きるといわれています。
映画バオバブの記憶
皆さんは、『バオバブの記憶』(本橋成一監督、2009年)という映画をご存知でしょうか。映画の舞台は東アフリカ、セネガルのある村、この村ではずっと昔からバオバブが人々の生活のよりどころになっています。
その葉や実は食料になり、薬になり、樹皮はロープになり、水分を含んだ幹は乾季の間、動物たちを潤します。
またバオバブは、子どもたちの遊び場であり、精霊の宿る聖なる木でもあります。バオバブの葉が出れば農作業が始められる、悩みごとがあればバオバブに相談しにゆく…。
『バオバブの記憶』はそんなバオバブと同じ時間の流れの中で生きる人々の営みを中心に、自然と人間と他の生きものとの関わりを問いかけている作品です。
このバオバブのように、困ったことやわからないことがあれば相談をしに来てもらえるような場所でありたい…、また、人々の暮らしの支えや心のよりどころとなるような存在になりたい…。そういう思いを込めて、私たちは健康医療情報コーナーに『バオバブ』という名前をつけました。
Copyright © library-higashiomi-shiga.jp All Rights Reserved