2011第7回(平成23年度) 7th |
東近江市美術展覧会 An art exhibition |
入賞作品集 A work of selected arts |
彫刻彫塑部門 審査員 :石田 達郎
<総評>どれも個性豊かで魅力的でしたが、同時に十分に表現しきれてないもどかしさも感じました。『どう観せるか、その為にはどうすれば』特定のモチーフを量的に表現するならば、過去に感じ入った作品に隠された秘密を読み解き整理してみてください。
市展賞
【命 題】親子
【住 所】東近江市宮川町
【氏 名】元木 重吉
【特別賞】東近江市教育委員会教育長賞
【講 評】各モチーフは表現豊かに、群像としてはまとまって感じる。彫刻的な面の構成やデフォルメはレリーフ的な奥行きを表現できている。台のせいか、置き物のように見せてしまっている。
特選
【命 題】支点
【住 所】甲賀市水口町山
【氏 名】中野 武志
【特別賞】朝日新聞大津総局賞
【講 評】構成作品は写真等を用い、明確にイメージを伝える必要がある。気を付けてください。釉や肌は悪くなく、2つの魂も繋がり、空間的な広がりを感じる。
佳作
【命 題】弧歩
【住 所】東近江市札の辻
【氏 名】山田 龍二
【特別賞】-
【講 評】精緻に制作され、量感もあるが、地面にへばりつく印象が気になる。後脚や腹部の均一な表現が一因でしょう。
佳作
【命 題】長老
【住 所】東近江市百済寺甲
【氏 名】一円 敏彦
【特別賞】-
【講 評】量は大らかで独特。材質の特性も加わり迫力がある。誇張された部分も全体を損なってはいない。形態が表面的で、流れてしまっているのは残念だ。