2011第7回(平成23年度) 7th |
東近江市美術展覧会 An art exhibition |
入賞作品集 A work of selected arts |
書部門 審査員 :池田 哲也
<総評>例年より出品数も増え、美術の秋にふさわしく意欲的で、個性豊かな作品が多く、見ごたえのある展覧会となったことはたいへん喜ばしい。若い人達の出品も増えてきたことは将来が楽しみです。みなさんの更なるご精進を期待いたします。
市展賞
【命 題】高啓之詩
【住 所】東近江市佐野町
【氏 名】新庄 明美
【特別賞】東近江市芸術文化祭実行委員会委員長賞
【講 評】大きくのびやかな動きで一貫し、爽快感に富む作品となっています。文字の大小、墨の潤滑の工夫が生きています。
特選
【命 題】漢詩句
【住 所】蒲生郡日野町中之郷
【氏 名】長束 典子
【特別賞】FMひがしおうみ賞
【講 評】五言律詩40字を一字一字念を入れて書き、よく統一がとれています。字間の余白がほどよく均整な構成となっています。
特選
【命 題】龍のうろこ
【住 所】蒲生郡竜王町岡屋
【氏 名】辻澤 妙子
【特別賞】読売新聞大阪本社賞
【講 評】篆書体を思いきりのよい運筆で堂々と書ききって生き生きしています。
佳作
【命 題】墨妙
【住 所】東近江市東沖野二丁目
【氏 名】上原 すみ子
【特別賞】-
【講 評】体ごとぶつかっていくような気迫のこもった力作です。豪快な書きぶりがすばらしい。
佳作
【命 題】斷崖
【住 所】東近江市伊庭町
【氏 名】川原﨑 啓子
【特別賞】-
【講 評】断崖の大字をきっぱりとした運筆で書ききりっとした引きしまった緊張感が快い。上部の小書はもうひと工夫ほしいところです。
佳作
【命 題】七言句
【住 所】東近江市市原野町
【氏 名】大塚 雄介
【特別賞】-
【講 評】一筆一筆 着実に運筆し、ゆるぎない字形を作り上げ、七字をみごとにまとめきっています。
佳作
【命 題】臨 張瑞図
【住 所】東近江市中里町
【氏 名】岡村 典子
【特別賞】-
【講 評】中国明時代末期の書家、張瑞図の独特のリズム感のある作品の特徴をしっかりと受けとめて始めから終りまで調子を一貫させて書ききっているのはすばらしいです。