2015第11回(平成27年度) 11th |
東近江市美術展覧会 An art exhibition |
入賞作品集 A work of selected arts |
写真部門 審査員 :北奥 耕一郎
<総評>
まずレベルの高さに驚きました。
風景・人物・イメージの各ジャンルとも力作が寄せられ、10点の入賞作品に絞るのが一苦労でした。
ただし内容の良さに比べて額装等の「見せ方」が画一的で、もっと個性的に見せて欲しいと思いました。
市展賞
【命 題】パパとの夏休み
【住 所】東近江市
【氏 名】井後 良紀
【特別賞】東近江市議会議長賞
【講 評】虫送りの伝統行事を父子を中心にして捉えた視点がユニーク。変化のある3枚の組み方も適切で、一枚写真にはない魅力があります。
特選
【命 題】曙色の造形
【住 所】東近江市
【氏 名】高田 徳一
【特別賞】読売新聞大阪本社賞
【講 評】曙色に染まった氷ですが周りのブルーで冷たさが強調され、力強い作品になりました。暖色と寒色が混ざった珍しい作品です。
特選
【命 題】朝光
【住 所】東近江市
【氏 名】辻野 義美
【特別賞】毎日新聞社賞
【講 評】吹雪いた朝の情景を見事に捉えています。雪の重みで傾いた木が、静かな光景に動きを与えています。
特選
【命 題】八日市発希望行
【住 所】東近江市
【氏 名】新谷 ブルーノ
【特別賞】報知写真新聞社賞
【講 評】「希望」へ向かっていく電車を魚眼レンズで誇張して、夢のある作品にしています。画題も、現実離れした色調も素晴らしい。
特選
【命 題】決めポーズ
【住 所】彦根市
【氏 名】加納 久男
【特別賞】東近江スマイルネット賞
【講 評】踊る学生たちの表情がいいですね。ふつうは女子をねらうのですが、イケメンの男子だけでまとめて成功しました。
佳作
【命 題】祭りの親子
【住 所】東近江市
【氏 名】高村 利和
【特別賞】―
【講 評】祭の出演者である父子が笑顔で何かに見入っています。何とも微笑ましい祭のひとこまです。
佳作
【命 題】空翔る
【住 所】東近江市
【氏 名】竹中 敏晃
【特別賞】―
【講 評】虹色の雲のはるか上空を力強く泳ぐ大凧。青空と虹色がとても爽やかで気持ちいいですね。
佳作
【命 題】母なる琵琶湖
【住 所】東近江市
【氏 名】國友 文夫
【特別賞】―
【講 評】スローシャッターで波を流し、黄金色で表現した力量はお見事です。ポイントの岩が目立たなかったのが残念。
佳作
【命 題】寂
【住 所】蒲生郡日野町
【氏 名】谷口 忠臣
【特別賞】―
【講 評】的を射る前の静寂。キーンと張り詰めた緊張が背景の雪と磨かれた床に映る人物から伝わってきます。
佳作
【命 題】親子
【住 所】愛知郡愛荘町
【氏 名】鈴村 栄子
【特別賞】―
【講 評】突然の雨に急ぐ親子のシルエット。特に子どもの動きがいい。画題が平凡なので「急げ!」のような工夫があれば。