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書 Calligraphy

[2018年12月14日]

ID:10103

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2018

第14回(平成30年度)   14th

東近江市美術展覧会   An art exhibition
入賞作品集         A work of selected arts

書部門   審査員 :藤居 孝弘

 

<総評>

昨年に続き、高校生の若い皆さんの出品が多数あり、しかも上位に入賞するレベルまで達しておられることに感心をしました。指導されている先生方のお力に敬意を表します。この若い皆さんが今後も書に親しまれ、本展に出品されている一般の皆さんのように、自分の思いを文字に託し、筆・墨・紙を自在に駆使しながら作品として表現することで、人生を豊かにしていってほしいと願います。


市展賞

作品

【命 題】幾山河
【住 所】東近江市
【氏 名】山本 渓翠
【特別賞】滋賀県芸術文化祭奨励賞
【講 評】篆書で書かれた幾山河の筆線のねばり強さと迫力が紙面を圧倒しています。傍らに添えられた詩文がさらにしみじみとした情感を作品に醸し出して見事です。

特選

作品

【命 題】鼓舞
【住 所】東近江市
【氏 名】上原 すみ子
【特別賞】京都新聞賞
【講 評】紙よりも大きな動きで、堂々と書き抜いた快作。特に「舞」の軽妙な動きや余白の生かし方がすばらしいと思います。

特選

作品

【命 題】澄清 ~chosei~
【住 所】東近江市
【氏 名】小西 明日佳
【特別賞】滋賀市民新聞社賞
【講 評】細くて長い毛の筆を奔放に使い、身体の躍動するリズムをそのままに乗せて書ききっています。読む前に感性に響いてくる若さあふれる作品です。

特選

作品

【命 題】臨 針切
【住 所】愛知郡愛荘町
【氏 名】水野 沙耶
【特別賞】びわ湖放送株式会社賞
【講 評】きわめて純粋な心で、息が止まるような緊張感の中で集中力を発揮し続けられるのも若さの魅力です。書き進むほどに、筆先への意識が鋭くなり、古筆との一体感を感じているようです。

佳作

作品

【命 題】落日
【住 所】東近江市
【氏 名】山田 てる子
【特別賞】―
【講 評】中央の「露稀」二字の自由奔放に躍動する姿がこの作品の魅力です。字典で再度確認されてから書かれるとよい箇所があったのが惜しいところです。

佳作

作品

【命 題】奥の細道より(越前)(調和体)
【住 所】東近江市
【氏 名】名倉 典子
【特別賞】―
【講 評】漢字とかなを見事に調和させ、きびきびとした筆遣いで書かれています。他に比して小さい作品ながら、キラリと光る一点となりました。

佳作

作品

【命 題】安養
【住 所】東近江市
【氏 名】森 陽子
【特別賞】―
【講 評】特に「養」の一心不乱に動いた姿が見事。「安」でもっと豊かな墨量が加わればさらに、「養」の動きが際立ったかと思います。

佳作

作品

【命 題】秋声
【住 所】東近江市
【氏 名】田中 喜代
【特別賞】―
【講 評】篆書の造形と線質がすばらしい。小書きの詩もリズミカルで良いのですが、互いに響き合うところで交錯してしまったのが惜しいと感じます。

佳作

作品

【命 題】臨 伊都内親王願文
【住 所】東近江市
【氏 名】松岡 鈴菜
【特別賞】―
【講 評】日本の三筆 橘逸勢の書を学習した成果を発表しました。筆遣いや字形の特徴などを誠実に研究し修練しています。

佳作

作品

【命 題】臨 曹全碑
【住 所】愛知郡愛荘町
【氏 名】八田 真緒
【特別賞】―
【講 評】曹全碑の特徴をよくつかみ、紺紙に金泥という用具・用材の特性に留意して、一貫して仕上げました。

高校生奨励賞

作品

【命 題】孫秋生造像記
【住 所】草津市
【氏 名】上田 芽生
【特別賞】―
【講 評】中国北魏時代に岩盤に刻された楷書です。柔らかい筆で、その強さ、雰囲気をいかに表現するかをよく研究しています。きっぱりとした書きぶりが魅力です。

お問合せ

東近江市 教育委員会 生涯学習課(東庁舎)

電話: 0748-24-5672  IP電話:050-5801-5672

ファクス: 0748-24-1375

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