日本画 Japanese traditional painting
[2019年10月20日]
ID:11267
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第15回(令和元年度) | 15th |
東近江市美術展覧会 | An art exhibition |
入賞作品集 | A work of selected arts |
日本画部門(審査員:本多 功身)
<総評>
初めてこの会の審査をさせていただくことになりました。18点という少ない作品点数ですが、大変丁寧な作品が多く、驚いております。その丁寧さが、作品を堅くしているような気がいたします。少し薄くなった部分、消えている部分等を考えてもらえれば。
これからも制作を楽しく自分の愜じたまま描いてください。期待しております。
【命 題】山葡萄
【氏 名】堤 智恵美
【講 評】実にうまい作品。墨の色と紫の色彩とがうまく調和されている。一面にぶどうが描かれている中で、紙の白のままで置いてある部分がもう少しほしい感じがする。そうすることによって奥ゆきが出るのでは。
【命 題】ぬばたま
【氏 名】山岡 静枝
【講 評】色彩と構成とがうまくいっていると思います。特にバックの色が花をより生き生きさせている気がします。花の形が少し気になります。
【命 題】天を仰ぐ
【氏 名】加藤 喜代子
【講 評】山の形がおもしろい。いい構図だと感じます。山の廻りの白さがより一層山の形を良くしています。山の木も一本ずつ描かれていていいのですが、下の方まではやや描きすぎかなと感じます。建物はシルエット的でも良かったかな。