書 Calligraphy
[2019年10月20日]
ID:11271
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
第15回(令和元年度) | 15th |
東近江市美術展覧会 | An art exhibition |
入賞作品集 | A work of selected arts |
書部門 審査員 :藤居 孝弘
<総評>
高校生を中心に出品数がぐんと増え、若さあふれるエネルギーと、ベテランの方の技術と気迫、若い方に負けない情熱を愜じさせる“熱い”展覧会となったことをうれしく思います。今後のさらなるご研鑽をお祈りします。
【命 題】焼筍
【氏 名】武村 文美子
【講 評】単体の行草書を三字ずつ配置する難しい構成ですが、熟練された線質で格調高い作品に仕上げています。
【命 題】真景累ヶ淵
【氏 名】畠山 知子
【講 評】ロウ書きの手法を巧みに駆使し、色の使い方にも工夫を重ねて魅力ある作品となっています。実に調子よく書き進み、変化に富んでいます。
【命 題】塞下曲(李白)
【氏 名】富田 二六
【講 評】きびきびとした線質で書かれ、行の流れの美しい響きのある作品です。1行目の動きが少し硬かったかなと感じました。
【命 題】摹小林斗盦
【氏 名】大西 優実
【講 評】この展覧会ではめずらしい篆刻の作品です。先人の妙境に近づこうと熱心に勉強されている高校生の姿に胸を打たれます。